口腔外科(親知らず)
親知らずの抜歯の際に痛みへ最大限の配慮を行っております。
他の医院で抜歯を断られた方もお気軽にご相談下さい。
院長をはじめ、口腔外科医が在籍しているので、難しい親知らずの抜歯も対応可能です。
アイ歯科クリニック 院長:石井 利昭
患者様へ他の医院で抜歯を断られた方、親知らずの抜歯・治療に不安のある方は是非、一度当院へご相談下さい。 |
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スタディグループへの参加状況
親知らずの抜歯は、045-532-1182 までご連絡下さい。
親知らずってどんな歯?
親知らずは上下左右7本ずつ合計28本の永久歯の、更に奥に生えてくる8番目の歯で、
正式な名前は第三大臼歯です。
親知らずは通常17~21歳頃に生えてきますが、現代人の顎の大きさではスペースが足りない場合が多く、一生生えてこなかったり、歯肉の中で真横を向いて生えていたりという場合もあります。
(この状態の親知らずのことを水平埋伏智歯と言います)
親知らずは20歳前後で生えてくるのため、平均寿命が短かった昔は、自分の子供の親知らずが生えてくる前に亡くなってしまって、子供の親知らずを見ることが出来ないというのが、名前の由来だと言われています。
親知らずは汚れがたまりやすく清掃が困難なため炎症を起こしやすく、また下の親知らずは真っ直ぐ生えてこない可能性が高いため、口腔内や体に様々な悪影響を与えるので、痛みや腫れなど多くの方の悩みのタネになっています。
親知らずの抜歯
親知らずには抜歯をした方がいいケースとそうでないケースがあります
親知らずの生え方によっては歯磨きをきちんとすることが不可能な場合があり、そのような場合には将来的に虫歯や歯周病になってしまう可能性が非常に高く、最悪の場合は手前の健康な歯(7番)を巻き添えにしてしまうため、早めに抜歯しておくことが推奨されます。
また、親知らずが虫歯になってしまった場合、一番奥の歯なので治療器具が届きにくく、その後のメンテナンスも難しいので、治療をしたとしても高確率で再発します。
そのため、親知らずが虫歯になったら治療をせずに抜歯をするというケースも多くあります。
抜いた方がよい場合 | (1) 手前の歯と同じように生えてきているが、歯磨きが上手に出来ない場合。 (2) 中途半端に生えていて、歯の一部だけが見えている場合。 (3) 横向きに生えてきている場合。 (4) 骨の中に完全に埋まっているが、レントゲン写真上問題がある場合。 (5) 歯並びを悪くする恐れがある場合。 |
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抜歯しなくても良い場合 | (1) 手前の歯と同じように生えてきていて、歯磨きも特に問題なくできる場合。 (2) 骨の中に完全に埋まっていて、レントゲン写真上問題が無い場合。 (3) その他、特に悪影響を及ぼすことがないと判断された場合。 |
親知らずを抜歯する時期
親知らずを抜く場合には、生えてから出来るだけ早い方が良いです。(20歳前後が最適)
その理由は以下の通りです。
- 虫歯や歯周病になってからでは遅い
- 虫歯や歯周病になってからだと、麻酔が効きにくくなる場合がある
- 若い時の方が、親知らずを抜いた後の骨の回復が良い
- 抜く時期が遅いと、親知らずが骨と引っ付いてしまって抜くのが大変になることがある
親知らずの生え方
親知らずの生え方は主に次の3つ。
生え方によって抜歯の際の難易度が変化することを理解しておきましょう。
真っすぐタイプ
真っすぐ生えていれば、奥歯と同じように抜歯が可能 |
斜め(半埋伏)タイプ
親知らずのトラブルで最も多いタイプ。 |
水平埋伏タイプ
水平埋伏では、骨の一部の削除と歯の分割が行なわれることが多い |
親知らず抜歯の流れ
① レントゲン写真撮影&診査・診断を行います
まずは、診断のためにレントゲン写真を撮影します。その後、お話しを聴かせて頂きながら、お口の中を拝見して親知らずの状態、歯肉の状態を確認します。そして、レントゲン写真と診査に基づいて必要な処置を判断します。
ここでのチェックポイント
・抜歯する必要があるか、そのままにするかの判断をします
・歯の根元が顎の神経に近くないかどうかを確認します(安全に処置をするために重要)
・根っこが二股に分かれていないかどうか(分かれている場合、時間がかかることがある)
・歯の角度をチェックします(抜きやすさが角度によって変わります)
② 診査・診断に基づいての説明
診査・診断に基づいて、説明を行います。抜くべきか、経過観察するべきかを理由と共に丁寧に説明をさせて頂きます。不安な点や、不明点があればお気軽にご相談下さい。
抜歯の処置を行う場合には、今後の治療の流れや、処置内容と大体の処置時間をお伝えします。
③ 歯ぐきの清掃状態を整えます
抜歯を行う前に、まずは歯ぐきに付着している歯石除去などを行って、歯ぐきの状態を整えます。歯ぐきに炎症があると、抜歯をしたときに出血が多くなったり、ばい菌に感染しやすくなるためです。
また、処置後の治りが悪くなる場合があるため。面倒に感じるかもしれませんが、安全に処置をするためには欠かせないステップです。
④ 痛くない治療のための麻酔
『歯を抜く』と聞いて、最も心配なのが痛みですよね。当然、痛みが出ないように麻酔をしますが、この麻酔自体も痛くないように工夫をしています。不安があれば、お気軽に歯科医師にお伝え下さい
⑤ 抜歯の処置
丁寧な診査診断、清掃状況や体調の確認を終え、満を持して抜歯処置に入ります。
症例によりますが、簡単なものだと5分かからないケースも多くあります。時間がかかる場合でも、30分程度で終わるケースがほとんどです。
なるべく患者さんの負担が少ないような処置を心がけていますので、どうぞご安心下さい。
⑥ 抜歯後の説明・注意事項の説明
処置をした後に、抜歯後の注意点をお伝えいたします。何か不安なことがあれば、お気軽にお尋ねください。
⑦ 抜糸(1週間後)
縫合した部分の抜糸です。糸を抜くのも怖いかもしれませんが、ほとんど痛みはでませんので、ご安心ください。
以上で抜歯の処置は終了となります。万が一、何か気になることがある場合には、お気軽にご連絡ください。